わしの主張は、女医を増やすことを目的に、男女平等を
絶対目標として、欧州の医療システムを導入することを
やめてくれ!これに尽きる。
BLOGOSの記事で、ドイツの病院で働く日本人女医の
話はわしに一番、影響を与えた。
ドイツでは、国民レベルで男女平等が根付いているようで、
男も1か月くらい育休をとるようだ。
そんなことをやっていて、食っていけるのかという疑問
も湧くが、この女医さん、日本とドイツ、どちらの治療を
受けたいか?と尋ねたら、「だんぜん日本です」と答える。
ドイツでは「入院すると、担当の医師が毎日違う人に
変わるのはよくあることです。手術についても、病棟や
外来医での担当医と、実際に手術を行う医師は異なる
ことが少なくありません。」
「ときには、手術の内容を説明した医師から「私は明日
から休暇なので、執刀は別の人にお願いしておきますね」
と言われることまであったりします。」
「日本にいた頃は、命に関わる手術に臨むのだから、
患者さんは医師との信頼関係を結んだうえで信頼して
身をゆだねる。だからこそ医師も、忙しい中に無理を
してでも手術をねじ込む、という意識があったように
思います。」
「しかし、ドイツのような働き方を完全に導入することは、
いまの日本の社会環境では難しい気もします。根本の
メンタリティが違うというか・・」
さすが、実際に欧州・ドイツの医療機関で働いている女医
の感想だ。
文化の違い、国民性の違いを感じているのだろう。
わしは先日、漫画を描きすぎて、むち打ち症になったが、
町医者(整形外科)に行って、素晴らしい医者に面倒を
見てもらった。
ギプスをはめて、画板をほぼ垂直に立て、下を向かない
姿勢で描き続けたが、お医者さんはわしに薬を何種類か
渡して、その日の午後に電話をしてくれと言われ、
わしの様子を聞いて、次は何時にあの薬をと指示して
くれる。
翌日も電話をかけるように言われ、次はあの薬をと教え
てくれるのだ。おかげで数日で治ってしまった。
あんな医者は欧州にはいない。
まさに日本の「赤ひげ先生」だ。
合理的に患者を処理する欧州の医療システムなど要らない。
「赤ひげ先生」を守ったまま、医療現場の矛盾は解決
していかねばならない。
男女平等なんか、大した価値ではない!